ニュータイプとAmazonと男の世界と 対湘南

大勝利。河野大臣風にいうと『圧勝』。もうなんかいろいろ詰めこまれすぎて(悪いとこも含めて)書ききれないので、自分が注目したいとこだけ書きます。

白井のニュータイプ化

たぶん今一番コンサで手のつけられないぐらいノッている男白井。そのきっかけは間違いなく菅ちゃんの代表選出にあることはサポの皆さんも同意いただけるはず。

勝負をかけた一戦をものにした。6月14日川崎戦から松本戦までの7試合を、白井は「人生をかけた7連戦」と位置づけてきた。サイドを争う菅は日本代表としてブラジルでの南米選手権に臨み、中野は左ヒラメ筋肉離れで戦線離脱していた。「これ以上のチャンスはない。ここで結果が出せないと、チームでもう居場所はないと思っていた」

スポーツ報知 7/12(金)砂田秀人記者配信記事より

攻守にわたって日本代表の杉岡をチンチンにしてしまっているその姿に、練習から菅ちゃんやルーカス、中野に早坂、石川と非常にいい競争ができているんだなあと言うのを感じた。『ニュータイプ化』の意味だが、縦に横に早い、ピキーン!という感じで反応ができる彼に対して一番いいワードを探していて出てきたのだが、我ながら酷いセンスだと思う。でもあえて修正はしない。そして実はガンダム全然詳しくない。今後もサイドのスタメン争いに目が離せない。

エンペラー宮澤によるAmazon配送サービス

ただのネット通販会社からGAFAと呼ばれる巨大IT企業へ進化したAmazon。彼らはロジスティック、物流を制したことで大成長を遂げた。Amazon物流センターで行われる『入庫→仕分→出庫』はミスなく、そして凄まじい速度で行われる。

ん?この一連の動き、なんか見たことないですか?!

そう、我らが10番エンペラー宮澤裕樹である。彼だけのプレーを5分間じっと見ていてほしい。この『受ける→探す→出す』Amazon一連の動きがものすごい早さで行われている。そしてほぼミスがない(昨日は一本危ないミスあったけど)。彼の縦パスが一気に仕掛けるサインになっていて、そこから連動する様はただひたすらに美しかった。また、守備の時は、youtubeにJリーグ解説動画を上げてくれている『MILKサッカーアカデミー』さんの言葉を借りると『パノプティコン型』、つまり全体を鳥瞰し危険察知、危険箇所を潰しに行く特殊能力を発揮する。昨日も相手のロストを宮澤が拾うというシーンがよく見られた。攻撃時のAmazon配送サービス、守備時のパノプティコン監視こそ宮澤の最強の武器。彼がいることで中盤のせめぎ合いでかなり優勢に立てることが昨日あらためてわかった。

ボスロイド兄貴の男の世界

ジェイについてはもう多くは語るまい。レェベルが違う。ハイボールもそうだけど、ポストプレーが別次元。何かもうこんなレベルの選手がコンサにいて札幌に住んでるってだけで喜びを感じている今日この頃。ようこそ男の世界へ。。

見所いっぱいの試合

他にも進藤のゴールやチャナ無双など見所が非常に多かったので、DAZNに加入していながらまだ観られていないコンササポは是非ご視聴を。また、宮澤のAmazonとかふざけたことを書いたが、このパスの散らし方実は荒野もだいぶ上手くなってきていて、昨日の試合でも荒野からの縦パスがチャンスに繋がったシーンが何度かあった。さすが、ソダン、宮澤、荒野と続く『何やっても妙にサポから叩かれるミスターコンサドーレの系譜』を継承する者として荒野もしっかり宮澤から学んでいる。荒野に期待していないコンササポってたぶんいない。みんな気になる荒野に今後も注目。

明日のコンサに求める『もう一歩前へ』

前へ出る小さな一歩が文明への大きな一歩になる。。上の画像は中国のトイレであればどこにでも貼ってある標語(中国はどこに行っても標語だらけ)。トイレ、つまりお前が一歩前に出ることで尿が飛び散らず綺麗なトイレを維持できるんですよ、の意味である。決しててめえのモノが小さいとかそういうことを言っているのではない。あと一歩出ることが大事、あと一歩。

ん!!これどこかで聞いたことないですか?!

我らがコンサドーレである。本ブログにて前節大分戦について書いた際に取り上げた「進藤それ詰めれたんじゃね?」問題。

その時の記事

ミンテばっかり叩かれてんなーと思ってたわけだが、私と同じ意見の方は結構多かったようで、吉原宏太のコラムにも、そして社長のノノラジオでも「あと一歩の詰めが」というような話が出ていたようだ。これ、決して進藤だけではない。最近のコンサの試合を見ていると全体的に球際が弱い、拾えてない。相手に拾われてからコンサのシアーハートアタックこと深井さんが相手を自動追尾、ボール奪取というシーンはあるんだが、最初で拾えない。慢心、という言葉はあまり使いたくないんだが、なんか「まあボール持てれば崩せるし」みたいに見えなくもない(個人の感想です)。将来は細部に宿るじゃないが、そういう一つ一つのとこ大事にして欲しいもんである。攻撃に関しても、綺麗に崩そうとしすぎてるように見えるし(そんな難しいことはする必要あるか?とか)、自信を持つのはいいが過信は良くない。湘北が愛和学院にウソのようにボロ負けしたのは、疲労感もあっただろうが山王に勝った慢心もあったと思ってるぞ俺は(個人の感想です)。

明日の対戦相手はJ1で一番球際で手を抜かないチーム湘南ベルマーレ。アウェイではボッコボコにされてる。『あと一歩前へ出る勇気』を試すのに相手に不足なし!小さな一歩が大きな文明を作る!謝謝!

うろ覚え名曲数珠つなぎ 3曲目 『シャボン玉』/ DELI, MIKRIS, MACKA-CHIN feat Tina

渋谷宇田川発、日本のヒップホップシーンに大旋風を巻き起こしていたNitro Microphone UndergroundからDELIのソロアルバムを紹介(正確に言うとソロではなく彼が設立したチカチカプロダクションのコンピレーションアルバム)。

これは思い出がありますね。まずジャケット。

「誰だこの可愛い看護婦は!!」

多感な中学生の鬼佬青年はまず股間センサーが働くわけですよ。当時インターネットも出たてぐらいで、今のように簡単には情報が集まらなかった時代、今だったらネットなしでどうやっていろいろ調べます??無理でしょ??それを当時のちんこ中心の生活をしている中学生は何とか探り当てるんだから、我ながら大したバイタリティだったと思う。どうやって突き止めたのかは忘れたが、彼女が伊東怜(うろ覚えだが確かそんな感じ)という名前のAV女優で、彼女の作品を近所のレンタルビデオ店で見つけた時の達成感と言ったら(もちろん親のカードでレンタル)。。今までで一番の成功体験かもしれない。就活の時に話せば今頃大企業にいたかもな。。

さて、今回はそのコンピアルバム『チカチカ大作戦』より『シャボン玉』を紹介。良い意味でヒップホップのアクの強さがなく非常に聴きやすい。シャボン玉というタイトルの通り浮遊感のあるトラックと3MCのラップ、Tinaの歌声。夜の曲です。リリックもいいんですよね。以下歌詞より抜粋。

古今東西 様々なタイプ 浮かんではまた消えてく 絶え間ない
舞うも飛ばすも ためらいはない 所詮、シャボン玉みたいなLIFE

十人十色、生き方があって 人それぞれに、死に方があって
いいさ判ってる 奴は笑ってる おそらく這ってる

チカチカ秘大作戦『シャボン玉』より

またMACKA-CHINのライムが効いてるんですよね。リリックの内容はわけわかんなすぎて草不可避この上ないが、むしろ意味を完全に排除してライムに全振りした彼は唯一無二の存在。あと彼がソロアルバムとかでもよく使ってる「行くぜぇ。。」ってサンプリングね。あの使い方とかだけで上がります。個人的にはニトロの中だとMACKA-CHINが好き。

とりあえず超おすすめなので、是非夜に夜景を観ながらお聴きくださいまし。ちなみにDELIは現在千葉県松戸市の市議会議員。すげー。

では、今から上海に行ってきます。行きたくねー

パスサッカーの完成度とインテンシティ 対大分

香港には香港ジョッキークラブという、たぶん日本で言うライオンズクラブみたいなものがあるのだが、この会は香港競馬や各種ギャンブルの取りまとめを行なっている。そこにはサッカーの勝敗予想なんてのもあって、何とJリーグも賭けの対象になっている(謎にアフリカのどっかの国のリーグとかも対象になってたりする。さすが何でも賭け事にしてしまう国イギリスの影響が強い)。試合前、サッカー賭博を嗜む知り合いからこんなメッセージが届いた。

「コンサドーレ、今日は何対何?」

私は自信満々にこう伝えた。

「1-3で札幌」

先に結果をいうと2-1の逆転負け。

何故なのか。

何故宮澤が帰ってきて攻撃の三枚もたぶん今のウチのベスメンと思われてる駒が揃い(個人的にはジェイ推し)、ワイドもルーカス白井の勢いがすごい。何故これで勝てない。。

いつも通り、細かい戦術とかはそういうのがわかってる方のブログを見てほしいのだが、観てて気になった点としては2つ、『球際』、『進藤の精度』。

まず1つ目、コンサの攻撃はサイドもしくは福森から中央へのクロス、シュートもしくは落としというのが多い。ただ中の3枚は殆ど負けてたように思う。武蔵、アンロペであの勝てなさはちょっと。。ジェイが入ってからはターゲットマンが彼になり、落としはできるようになった。ただその後で拾えない。ちょっと武蔵、アンロペの球際の弱さが気になる。いかにこの2枚でしっかり収められるかはコンサドーレの攻撃の肝だと思うので何とかして欲しい(長友メソッドやれよ)。何か2人とも綺麗なプレーばかり狙ってるように見えるんだよな。。

次、みんな大好き進藤。正直最近はかなり精彩を欠いてるように思う。特に気になるのは彼のクロス。ルーカスがえぐって後ろの進藤にパス→ダイレクトでクロスを入れるわけだが、いいボールが全く入らない。それどころか相手1枚目のDFに当たってカウンター被害の温床になっていることも(犯罪みたいな言い方)。あと例のミンテが叩かれているらしい失点シーン。あれ進藤詰められなかったかなあ?!ハンドを警戒してシュートコースを切る選択をしてたけど、とっさの判断でスライディング行ったら届いたんじゃないかなとか思うのだけれど。。疲労は絶対あると思うので、ここらで濱、中村辺りが頭角を現してくれるといいんだがなあ。いつまで経っても早坂、石川じゃなくて。

以上、観ていて思ったことでした。相変わらずルーカスの無双具合、宮澤の安定感は素晴らしかったんだけどね。。しかしルーカスの孤立感、「はい!相手ペナまで頑張って切り込んでください!僕ら真ん中にいますんで!」感は何とかならんのかな。あと深井さんの膝すごく心配。先日の川又が脳裏を過ぎった。

インテンシティとか横文字ばっか使う奴らから出来るだけ遠いところに住みたいと日々思っている鬼佬でした。このストレスは今日の新日本プロレスG1クライマックスで解消だな。。

雨降る厚別公園陸上競技場 対鳥栖

日は変わって昨日は鳥栖戦 in 厚別。厚別での鳥栖戦といえばJ2時代、アディショナルタイムにクソみたいな誤診でPKを取られ豊田にぶち込まれた数年前の記憶が蘇る。主審は確かまだ若かりし頃の池内主審。おかげさまであれから割と最近まで鳥栖には何かあまりいい印象を持っていなかった(私も大人になり今はそんなこと思っておりませぬ)。

前半はコンサが試合を支配する時間が長く続く。特にコンサのEVIL, SANADAこと荒野、深井からのチャナへの縦パスが入った時の畳み掛けは是非どなたか神様みたいな人が動画まとめしてくれないかなと思っている。

後半は鳥栖ビクトルイバルボの投入により流れが一転。鳥栖の時間帯が続きたまらず失点はしてしまったが、その後カウンター一閃の武蔵弾。これチャナのスピードも含めてだいぶ半端ないゴール。

最終的には3対1と完勝スコアだが、やはり鳥栖は恐かったっすわ。イバルボはもちろん、金崎も全然過去の選手なんかになっていないただただ脅威。小野が思ったより大人しかったかなという感じではあったが、これでなんで最下位なんだろう。イバルボスタメンにするだけで余裕の上位進出とかありそう。

コンサに関して思ったのは、石川、早坂のベテランコンビの重要性(今更ドヤ顔で書くのに恥じらいつつ)。この野戦病院状態真っ只中で彼らの高いレベルでのユーティリティっぷりにどれだけ助けられていることか。特に早坂はシャドー、右ワイド、センターバック、そして今回は左ワイド。。これは間違いなく札幌に家買っちゃえ案件(買っても普通に出て行く実績がつい最近できてしまった模様)。

あとは白井良くなったね。。ずっとワイドの3番手だったが、これでちょっとわからなくなってきた。菅ちゃん「代表から帰ってきたらポジションがないでござる」ということも十分ありうるクオリティ(あれ?どっかで見たことある気が。。)。失点シーンのクソパスはいただけないけど、サボらずアップダウンし続ける、仕掛け続けるスタイルは最高。

最後にジェイ様のツイート。試合に出る度思う、何でこんな半端ない選手が浪人状態で残っていたのか。磐田はあらためて勿体無いことしたよな。。