「毎度おさわがせします」香港の状況について書いてみる②

歌って、いいですよね…

先日機内で『ボヘミアンラプソディー』を観てものの見事に大号泣した(今更感)。「おーいおいおい…」という今時漫画でもないようなレベルの号泣。「あの映画でそんな泣くシーンあったか…?」という外野のコメントは置いておいて、歌は素晴らしいのだ… I’m having a good time, having a good time..!!!

先日、香港デモにて新キャラが登場した。

合唱隊である。香港を代表する建物、金融街のど真ん中に建つIFCにて、中国頑張れといきなりの大合唱、フラッシュモブが発生した。左寄り団体がその参加者たちに現金を配っていたとかいう話は置いておいて、今まで世紀末都市のごとく催涙弾、火炎瓶、スマブラと物騒なことこの上ない状況だった香港にまさかの新展開。こればっかりはさすがの有識者諸君も予想できなかったことだろう。歌って君。

これに対して反体制勢力がどう動くか。

もし万が一歌で対抗したとしたら…?

その昔、ガチンコの犯罪率でそれこそリアル世紀末都市だったニューヨークシティはブロンクス地区、血を血で洗う抗争を繰り広げていたギャング達がブレイクダンスに勝敗を見出したように!どこに着地点を見出せば良いのかわからない今の香港が!歌によって!未来を見出すのかもしれない。

2019年香港(予定)

最後に、私はフラッシュモブをやられて喜ぶ奴も、やって喜ぶ奴も大嫌いだ!!


〈登場人物まとめ〉

キャリーラム:香港で一番偉い人。板挟み状態の可哀想な人。

デモ隊:通称黒服隊。当初はピースフルなデモを敢行していたが、最近は火炎瓶に公共物の破壊にとなかなかバイオレンスになってきている。

白シャツ隊:香港マフィアという話。黒服を見かけるとスマッシュブラザーズを仕掛ける習性あり。

赤シャツ隊:福建マフィアという話。白シャツ隊の援軍だとか。恐いアル。

警察:当初は『逃亡犯条例』改正反対のデモだったはずが、気づくとデモ隊最大の敵になってしまった彼ら。警棒でボコボコにする姿が狂気。

マスコミ:香港の今を伝える使命に駆られる人たち。現場によってはデモ隊より彼らの人数の方が多い。

合唱隊:中国加油!の歌を歌う新キャラ。雇われているという噂も。

バンコク ローカルレストラン CHICO CAFE @Sathorn

駐妻が行くようなキラキラしたインスタ映えしそうな店や接待に使われそうな店の情報はネット上にたくさん転がっているが、タイの一般人が行くようなレストランってあんまり情報がないなと思い、私の少ないレパートリーの中から紹介。
記念すべき第1回目はサトーンにある【CHICO CAFE】。

豊富なメニュー

ここの特徴はなんといっても豊富なメニュー。
英語のメニューも用意されているのだが、なんとその数100以上(写真は片面だけ)。
毎週通っても全部制覇するまでに2年はかかってしまう。
一応スパゲティーなども用意されているが、おすすめはメニューの大半を占めるチャーハンやぶっかけ飯。
英語メニューは値段が更新されていないようで実際の値段とは異なるが、だいたい50-80バーツと非常にリーズナブル。

おすすめメニュー

私のおすすめは、
【 トムヤムクンオムライス】と【グリーンカレーチャーハン】。

トムヤムクンオムライス

ここの料理はタイ料理にしては比較的辛さ控えめなので、どれも食べやすい。
卵はタイのオムレツらしからぬフワフワした仕上がりでうまい。

グリーンカレーチャーハン

みんな大好きグリーンカレー。
香草類が入ったまま提供されるので少し食べづらいが味は抜群。
目玉焼きを載せてもらうとなお良し。
※画像は別のメニュー。

場所

場所はBTSチョンノンシー駅から徒歩5分程度。
Empire Towerの反対側の商店街?の一角。
オーナーを模したと思われるマークがあるので非常にわかりやすい。

店があまり広くないこともあり、昼時はいつも行列ができているので並びたくない人は早めに行きましょう。

早く言いたい香港あるある②『日本人なのに駅名を広東語読みしがち』

これは香港あるあるというか香港に1年以上住んでるような日本人あるある。実は私もこの病にかかっているのだが、広東語というのは何とも発音したくなる病をはらむ言語なのである。その上、「あっ、この人香港に詳しくてカッコいい。。」と思わせることもできるこの技術、是非皆さん使っていただきたい(アイヤー)。

「いやー、本当の広東語はそんな発音じゃないんだよなあw」みたいな方は絶対に仲良くなれないので一刻も早く出て行ってください。

さて、ではまず第1問、これは広東語で何と読む。

初級: 銅鑼湾

香港に来たばかりの日本人がまず覚えるであろう広東語駅名。オフィシャル読みは Causeway Bay(コーズウェイベイ)と言いますが、さて広東語では?

正解は『トンローワン』。

香港の渋谷(俺調べ)ことトンローワン。若者が集いオシャレ服屋さんが立ち並ぶこの街は、歩くだけでHPが減ってしまう毒の沼という噂も(俺調べ)。ちなみに北海道コンサドーレ札幌クリエイティブディレクター相澤氏のブランド “White Mountaineering” の店舗はこのエリアの更にオシャレエリアにある。シャレオツボーイズアンドガールズがウヨウヨしている。

では続きまして第2問。

中級: 北角

オフィシャル読みでは North Point(ノースポイント)。ここは今もガンガンやってる香港デモで、デモ隊と白シャツ隊(香港ヤクザ)が大乱闘スマッシュブラザーズをやった場所としても有名。日本でも、棒でお互いをぶん殴り合う衝撃映像を観られた方は多いと思うが、実は普段は日本人も多い閑静な下町だったりする。この町を広東語読みし始めた奴の「コイツ、やってんなぁ」レベルはなかなか高い。さて、では回答は?

バッコー』。

バッコー。超言いやすい。バッコー。

「昨日北角(バッコー)でデモあったらしいじゃん」

何て使ったら「コイツ、やってんなあ」ってなる。ちなみに私はガンガンバッコー読み。

では最終問題。

上級: 將軍澳

端から読めんわ!という方、ご安心ください。この『將』の字は日本語だと『将』。つまり『将軍』。

「し、、しょうぐんおく。。?」

惜しい!多くの香港在住日本人はこれを『しょうぐんおー』と読む。では正解は?

ちゅんくゎんおー』。

ご察しします。しかし、実はこの駅のオフィシャル読みも『ちゅんくゎんおー』。つまり、『ちゅんくゎんおー』と読む日本人は決して間違っているわけではないのだが、発音が発音なだけに「やってんなあ」となる。私は『しょうぐんおー』読み。理由は『ちゅんくゎんおー』と読むとわからない日本人がいるのと、発音厨が「え?それって『ちゅぅぇんくぅわぁんおー』のこと?」とか舐めたこと言ってくるので絶対に言わない。少し噛んだ日本人よりウザいものはない。

ここで本当の最終問題。

超上級: 將軍澳

痴呆老人か!と思われた方、違うんですよ。ガチの人は『ちゅぅぇんくぅわぁんおー』よりガチな読み方をしてくる。これを言う日本人は「やってんなあ。。」とかじゃなくてたぶんガチ勢なので、むしろ近づいてっていろいろ教えてもらうのが良いと思われる。では気になる回答は!?

T.K.O

真っ白な灰になられたことでしょう。どう言うことかと言うと、この將軍澳はアルファベットで書くと”Tseung Kwan O”。頭文字を取ってT.K.O。これたまに香港住所であるんだが、3つ漢字が並ぶ場合は頭文字を取ってきて表すことがある。例えば九龍半島1番の繁華街尖沙咀(チムシャーチュイ)はTsim Sha TsuiなのでT.S.T.。こっちは割とメジャーなのであれだが(まあ日本人は『チム』と略すが)、將軍澳をT.K.O.はだいぶレベルが高い。下手に言うと香港に超詳しい古くからいる人だと思われて大変な思いをすると思われるので、使用は要注意。


やはり同じ漢字を使う民族として、香港の繁体字というのは非常に興味深い。そういうのもあって、(通ぶりたいというのもありつつ)どうしても広東語読みしてしまう気持ちは是非ご理解いただきたいと思う。ただ、中環(Central)を『ぢょんわん』と呼ぶ奴とは仲良くなれないと思う鬼佬でした。セントラルでいいだろセントラルで。

「毎度おさわがせします」香港の状況について書いてみる

最近いろんな意味でホットスポットになってる香港。デモ、警官隊、催涙弾、解放軍。。物騒な言葉が香港だけではなく日本でもニュースを騒がせている。そしてつい先日、遂に日本国外務省が香港の危険レベルを1(十分注意してください)に引き上げた。あの犯罪が起きまくってるブラジルですら、爆弾がボンボン爆発してるタイですらなっていない1に香港がなってしまったのだ。。

世紀末や。。九龍半島の目抜き通りネイザンロードは火災が発生、日本人も多く住む香港島の下町ノースポイントはデモ隊と白シャツ隊(香港ヤクザと言われている)が棒でしばき合い、催涙弾は日常となり「ようこそ催涙ガスの溢れる街香港へ」というプラカードを皮肉的に掲げるデモ隊も空港に現れた。ノリは「わたしたちは時計台の鐘のなる札幌の市民です」だが、内容が加藤あいと阿藤快ぐらい違う。世紀末や。。10万53歳や。。

さて、ではそんな時はまさに世紀末な香港に住んでいる私はランスアーチャーのような奴に鋲付きバイクで追っかけ回され恐い思いをしているのか。

んなこたーない。

ここからはあくまで個人の感想なので「てめえ香港がいま大事な時にゴラァ」とか「そんなこと書いて責任取れんのかゴラァ」とかは泣いちゃうから言わないでほしい。

ちょっと騒ぎすぎでは?が正直な感想。実際生活してて危険な目に遭ったことはないし、少なくとも私の知り合いでも何かに巻き込まれたとかは聞いたことがない(1人だけ、営業に行こうとデモ隊横を通ってたら催涙ガス浴びたというのはいたが。。)。集会やデモに近づくことさえしなければ別にby沢尻という印象である。拙宅は日本のテレビが見られるのだが、その方が食いつきがいいからだろうが非常に過激なシーンばかりが放送されているように思う。嘘では全然ない実際に起きていることは確かなのだが、毎日どこでもあんなのになってるんじゃないの?というのはちょっと違う。某旅行会社の知り合いが「この掻き入れ時に香港韓国はキャンセルだらけ、台湾の一人勝ち」と言っていた。まあ気持ちはわからないでもないが。。そこまででもないように思うんだけどな。。小籠包の旅を楽しんでくれ。

しかし、

今後どうなるかわからんというのは間違いない。中国国境に軍隊が控えているというのもたぶん本当なんだろう。最近のデモ隊の行動はかなり過激化していて、冷ややかに見ていたり、もうついていけないと運動から離れる香港人も多いそうだ(ソースなし)。そう、つまり峯田を残し全員辞めた銀杏BOYZ状態と言えよう。確かに、平日真昼間に地下鉄止めたり、巨大ショッピングモールにデモ隊集めようとしたり(未遂)、更には『みんなで自分の口座から1万香港ドルおろそう』キャンペーンをやったり(参加者が少なかった様子、小市民の私は引き出し凍結を恐れて3000ドルおろした様子)、程度の低いイタズラになってしまっているのが痛い。

逃亡犯条例どこ行った?!

というのは結構な人が思っているのではないかな、と。また気が向いたら書きます。どぉなっちゃってんだよ。

早く言いたい香港あるある①『車がウインカー出さずに曲がってくる』

コンサの試合もなくG1も毎日毎日ボリュームありすぎで観きれてないので、日々香港に暮らしていて蓄積されている香港あるあるを小出しにしていこうと思う。ネタがなくなった時用の不定期連載。

車がウインカー出さずに曲がってくる

日本であれば教習所で絶対に習う、そしてどんなアウトローでも遵守しているであろう曲がる時はウインカーを出すというルールが香港ではほぼ守られていない。感覚だが70%ぐらいのドライバーはウインカーを上げない。その上運転が荒いもんだから、信号のない横断歩道なんかはホント油断しない方がいい。日本と違って歩行者より自動車優先みたいな風潮があるので(法律は知らん)普通に突っ込んでくる。交差点など、ウインカーが上がってなくても車が見えた時には一瞬止まる、これが香港では鉄則。

香港の教習所でどんな教え方されてるのかわからんけど、どうやら彼らはウインカーを上げるための人差し指の筋力すら使うことを惜しんでいるようです。てかウインカーの存在を知らないのかも。旅行者の皆さんはどうぞお気をつけて。