早く言いたい香港あるある①『車がウインカー出さずに曲がってくる』

コンサの試合もなくG1も毎日毎日ボリュームありすぎで観きれてないので、日々香港に暮らしていて蓄積されている香港あるあるを小出しにしていこうと思う。ネタがなくなった時用の不定期連載。

車がウインカー出さずに曲がってくる

日本であれば教習所で絶対に習う、そしてどんなアウトローでも遵守しているであろう曲がる時はウインカーを出すというルールが香港ではほぼ守られていない。感覚だが70%ぐらいのドライバーはウインカーを上げない。その上運転が荒いもんだから、信号のない横断歩道なんかはホント油断しない方がいい。日本と違って歩行者より自動車優先みたいな風潮があるので(法律は知らん)普通に突っ込んでくる。交差点など、ウインカーが上がってなくても車が見えた時には一瞬止まる、これが香港では鉄則。

香港の教習所でどんな教え方されてるのかわからんけど、どうやら彼らはウインカーを上げるための人差し指の筋力すら使うことを惜しんでいるようです。てかウインカーの存在を知らないのかも。旅行者の皆さんはどうぞお気をつけて。

実は香港ビールって超うまいんだぜ、という話

香港で酒といえば、多くの人はあまりイメージできないのではないだろうか。下手すると「香港は中国なんだから紹興酒か白酒だ!(ピコーン」なんて方がいるかもしれないが、香港人を中国人扱いすると途端に不機嫌になったりあるので要注意。レストランで「謝謝」なんて言った日にはサービスレベルが8段階ぐらい下がる(個人の感想です)。

香港は地ビールがすごくおいしい。元々ビール派サッポロ信者の私だが、香港に来てすっかりそのフレッシュなうまさにどハマりしてしまった。ということで今回は香港のオススメ地ビールをご紹介。

① Heroes Beer Co

飲み口が爽やかでIPAっぽい特徴の強いビール。市販は缶だけだが、そのデザインが非常に可愛らしい。また、種類が多く自分好みの一缶を探すのも楽しい。酒屋、もしくはCity Superなどちょっもお高めなスーパーで購入可能。私はココのビールだと“SI L DAN IPA”が特に好き。

サイトも可愛らしいデザイン

https://www.heroesbeerco.com/

② gwei-lo 鬼佬

ぐわいろー。私のハンドルネームはここに由来。『南蛮人』とか『蝦夷』みたいな外国人を野蛮人扱いするような意味らしい(香港人の友人曰く「今はそんな言葉使わないよ」とのこと)。

たぶんこのイメージ

ここのビールの何がいいかというと、うまいし結構いろんなスーパーに置いてること。今回紹介する中では一番流通されてるかも。

https://shop.gweilobeer.com

③ Young Master 少爺

イギリス人銀行員が「何でこんなに素晴らしい香港に地ビール文化がないんだ!」と謎の憤りを感じ、銀行を辞めて趣味のビールづくりを仕事にしてしまったというブリュワリー。でも君、銀行辞めてホント良かったと思う。

ここのビールクッソうまい。

特にClassic Pale Ale, Island 1842 Imperial IPAは涙が出る出来で瓶を持つ手が震える(アル中ではない)。毎日このビールに逢いたくて逢いたくて震える(西野でもない)。

また、毎週土曜にはブリュワリー見学ツアーなんかも要予約でやってるらしい。私も行けてないのであれだが、香港観光に来られる方は是非行かれてはどうだろう。

https://youngmasterales.com/


ということでオススメ香港ビールでした。今回紹介したビールは尖沙咀にあるKowloon Taproomというお店に行けば生が飲めます。ヤバイうまいので是非(語彙力

まんまと風邪をひいたのでオススメの香港ドラッグを紹介

風邪をひいた。まんまと風邪をひいた。最近香港の気候が妙で、つい10日ぐらい前までは30度まで行ったりでいよいよ苦しい夏到来感がありありと出ていた。にもかかわらずここ最近は連日の雨、そして夜には気温の急低下。今週は出張とかで絶対に休めないと言っているのに顔を出してくる風邪の小悪魔感、大学時代に好意を抱いていた先輩を思い出す(遠い目

ということで今回は香港ローカルの(たぶん)おクスリを番付形式でご紹介。セレブ御用達の白い粉とかはない、健全な内容でお届けさせていただきます。


小結)白花油 (効果、虫刺され)

見よ、この荘厳なフォルムを

風邪とかじゃなく虫刺されかい!という古典的なツッコミを頂けた方、ありがとうございます。そうです。虫刺されです。

北海道ではそんなことはなかったように思うのだが、南に行くにつれて蚊がどんどん獰猛になる気がする。つい先日も、ジーンズを履いていたはずの足が見事にやられていた。トリップ状態で無意識のうちにズボンを脱いでいたなどない限り(シンゴー!シンゴー!)、奴らにジーンズの上からやられたのだろう。

この白花油、言えばハッカ油(漢字違うけどはっか、同じかも)みたいなものでスースー系油。一度つけるとそれなりに長持ちする。また、匂いが独特なので人に嗅がせてワイワイすることもでき、かりあげクン的な社会から面倒がられている大人にもオススメ。


関脇)OFF! (効果、虫除け)

絶対に香港ローカルじゃないであろうメリケンなデザイン

また虫関係、そして恐らくこれ香港ローカルドラッグではないので、2つ目にして既にルール破綻。タイトルが嘘・大げさ・紛らわしいになってしまっているが気にしない気にしない。

虫除けスプレー。そんなにいくつも使ってるわけでもないのだがこれは効く。ただ問題は匂い。これ室内で使うと全力でむせるのでご注意(子供用にOFF!Kidsというのもあるが、こちらも情け容赦なくむせる)。これを考えると効くし匂いもそんなにしない日本のサラテクトなんてのは本当にすげーなーと思う。


大関)北京同仁堂 感冒清熱(効果、風邪)

広東語で書かれているだけで効きそうというプラシーボ

知人のFrankというおじさんが教えてくれた薬なので個人的に「フランクドラッグ」と呼んでる薬。発熱、鼻水、咳など症状に応じて違う種類があるのだが、何となく私はこの緑を買うことが多い(本来的には間違っていると思われ)。飲み方は湯に溶かしてゴクッと。日本にはあまりそういった飲み方をする薬がないので、「さすが香港。。」と最初は思った。味はまるで山奥に隠棲しているヒゲ面の仙人から「フォッフォッフォッ、これでも飲みなされ」と渡されそうな味。最初はゲッとなるが、慣れるとあら不思議、おいしくいただけるようになる。プラシーボ全開なので、これを飲んだだけでかなり身体が楽になった気分になる。実際にそうなのかは知らない。


横綱)京都念慈庵川貝枇杷膏(効果、喉痛)

このチャイナな色合いに皆イチコロ

最後は香港ドラッグキングオブキングス、通称ニンジョム(私が呼んでるだけかも)。この蜜をゆっくり飲むだけで、大体の喉痛は緩和される。完治するわけではないのだが、気持ち治りも早くなる気もする。ガラス瓶入りの場合はスプーンに取って喉へトロリ、個包装パックの場合は袋を破ってジュルジュル吸う。味がこれまた甘くてうまい!こんなに喜んで蜜をいただくなんてカブトムシにでもなった気分だ。簡単に「ワンモア!」となってしまう(一応用法用量があるのでご注意)。もし子供に飲ませたらそれこそ白いセレブドラッグのように止められなくなってしまう危険性があるのでこれまた注意。何か噂ではタイとか東南アジアでも売ってるらしいんだが、たぶんこれは香港が本場。ちなみに商品名に『京都』と入っているが、日本国京都とは一切関係ない。


以上、私的香港ドラッグ番付でした。もしお越しの際はお買い求めください。どこのドラッグストアでも売ってるし、ニンジョムに至ってはコンビニとかでも売ってます。